seigikann’s blog

歩んできた警察人生、成長していく中で分かってきた組織の闇と腐敗した体制を公開、小説、エッセイ、日記的に楽しんで頂ければ幸いです。

警察官スピリット

正門からの寮棟に入り、廊下の右は居室、左は自習室という作りになっていて居室に入ると二段ベッドが6ベッド、、、、、
この狭い部屋に12人が入るのか
自習室には机が12個、部屋ビチビチだ
各部屋の入口には個人の番号とAベッドBベッドなど割り振られていて、まるですこし自由の効く囚人の様であった。

それから各部屋の人間とすこし話ししたり荷物を整理したりと時間が過ぎていった。

カリキュラムには、14時に〇〇部屋に集合とされていたのでみんなでぞろぞろと指定された部屋に行きました。
指定された部屋は教場と呼ばれ居室がある学生棟とは別の棟にあり、各部屋が何部屋もあり、
たしか314?教場みたいな呼び名が私のホームルームでした。
ちなみに服装は各自で持ってきたジャージです。
ジャージをきろ、との指定でいわゆるお巡りさんの制服などは入校式が終わって初めて支給されるらしい。理由は入校式までに辞めるヤツが多いからだそうです。入校式をクリアするまでは一般人、入校式後は巡査補、つまり警察官の卵なのです。
育てる親がポンコツでないことを願います。

部屋には制服を着たおじさんが待機していた。
おじさんはパンチパーマで顔が怖かった。
彼は佐藤(仮名)と名乗り私達の教官だと言う。
階級は警部補、会社であればThe中間管理職です。

ちなみに警察の階級は下から
巡査、巡査長、巡査部長、警部補、警部
警視、警視長、警視監、警視総監です。

地方公務員試験組は、巡査から入り
国家公務員から入れば、巡査部長、警部補から入る

巡査部長からは初級幹部、警部補は係のリーダーとして仕事をするので警部補がダメダメだと係は回らないのです。

そんな大事な役割を担う警部補が大卒で試験を通過してきたおにいちゃんだというから面白い。
つまり、なにも知らないしできないのに半年経てば警察署で係のリーダーと言うわけだ

この制度はいまでも続いていて
現場サイドでは、現場の叩き上げの刑事、つまり下積みを経てベテランになった刑事どもからバカにされ、指揮をさせて貰えず、ただ書類に印鑑を押す未来が待っています。
私の知っているキャリアの人はプライドが高くそんな扱いを受けたから首をくくり、自〇してしまいます。  どんまい

しかし、そんな事は外部に出さず隠蔽するのが警察は得意です。

キャリアの若い方にはもちろんご両親がいます

ご両親は息子が警察官になったなんて嬉しいでしょうし、さぞ喜んだでしょう。

が、

彼は仕事に行き詰まっていたらしいですね、なんて適度な事を理由として申立てられたらご両親も納得せざるを得ないのです。
本当はイジメなのに。