seigikann’s blog

歩んできた警察人生、成長していく中で分かってきた組織の闇と腐敗した体制を公開、小説、エッセイ、日記的に楽しんで頂ければ幸いです。

マラソン大会とすごい女性と恋模様

警察学校ではマラソン大会も開催されます。
いつものように体力向上が目的です。
男性警察官は10㎞ 女性警察官は5㎞

南区の真駒内公園をスタートとして10㎞と5㎞の完走を目指します。

完走できない人間は全体の1割で残りは完走しますし、私を含め体力バカは完走の時間を周囲と競争します。

完走後体育館には、手書きで1位から順番に10位まで名前が張り出されます。
しばらく張られるので、体力があるという名誉がしばらく与えられます。

その中で、男子4位に女性の名前がありました。
ちなにみマラソン大会は、初任科すべてが参加するマラソン大会で当時では150名くらいの人間が真駒内公園を早朝から集まって走っていました。

一般ランナーのみなさんは、おそらく「あーこの季節がきたかー」と警察学校の存在は認知していただいていると思います。
お年寄りの常連ランナーさんからは「頑張ってね」なんてお言葉も頂いたこともありました。

その女性は、足が速く警察官としてはきれいな顔立ちをしていたいわゆる美人に属する人間でした。

私はマラソン大会の時に認識したのですが、他の同期は知っていたみたいでした。

足が速くてスタイルが良くて美人か、神様は2物も3物も与えますね。
うらやましい

女性は5㎞走るのですが、それは強制で女性の部に参加しなさい、ではなく、男性の部で走ってもいいよ、とのことです。

しかし、男性は女性の5㌔を走ることは許されないのです。

なぜだ


ラソン大会が終わった後、同期と一緒に彼女の事で話が盛り上がりました。

意見が一致したのが、ああいった女性とお付き合いしたいよねという事でした。

彼女に対しては、私が彼女と接触することはなく、たまに教場棟で見かけるくらいで、遠くから見かけて、やっぱりきれいな人だなと感じる程度でした。

ちなみに、彼女は学校を卒業したら、関東の方で彼ピッピがいたみたいで、速攻警察をやめて彼ピッピと結婚した、という噂を聞きました。

やはり美人さんは警察に残らずですね。

上記の事を鑑みて以下の話を見てください。

ある時同期が休日に寮で電話をしています。
めずらしく長電話でした。(土日の週末は携帯電話が返却されます、平日は携帯電話を没収されます)

長電話の理由を聞くと、なんとも不明瞭な答えが返ってきました。
あやしい、なんだ?

翌週末も電話をしています。こっそり会話が聞こえるくらいまで近づいて聞き耳を立ててみると「○○さん、あいたいよー、ふむー」
「来週は会えるかなー、ふむー」などと甘い会話が聞こえます。
しかも○○さんとは、マラソン大会でのすごい彼女の名前ではないか。
そうか、付き合っていたのか。

なるほど、私はそれについてどうも思っていなく、むしろ面白いなと感じる人間でした。
同期と恋愛でもめるほど馬鹿なことはしたくないからね。

でも同期は私に気を使っていたのでしょう。
そんな必要もないのに、いいやつです。

このころ、週末になれば外泊OKになっていたので、会話の内容からすると彼女の家に外泊していたのでしょう。
ちなみに外出は基本自由ですが、外泊は外泊簿という意味のない紙に住所と泊まる場所の(基本親族)名前を書きます。

外泊は基本的に親族、結婚している場合は自宅、それ以外は実家など
私は札幌に実家がないので、親の友人の住所を借りて、親族として紙に書きまったくの別の場所に遊びに行っていました。
最初は、嘘がばれたら大変だと外泊は控えていましたし、実際は親族に対して電話などする暇もないでしょうし、仮に電話をした場合親族からしたら「はあ」って感じだと思います。

そもそも全員成人している仮にも警察官(卵)ですよ?

外泊したからなんだという話です。

学生には紙に外泊場所を書かせて、「何かあったらどうなるのかわかるよな?」ということをけん制しているだけだと知り、それが分かったあとは自由に遊びに行っていました。
毎週末150人が一斉に外泊などするのに、いちいち裏付けなどしようがないですね、さすがにそこまで暇ではなかったようです。

同期も親族の名前を書いて彼女の元へ行っていたらしいです
乱れています、はい
うらやましい・・・

彼は僕がなんとも思っていないことを知ると、毎週末遠慮せずに好き好きオーラ全開で電話をするようになりました。
電話している部屋がピンク色になるから若干うざかったな
電話の内容を聞いていたら、どうやら同期が家事全般をやらされているようで「ふむー、この前のシンクの掃除はごめんねー」
「ふむー、料理の味つけが下手でごめんねー」など謝ってばかりでした。

(ふむー、とは同期が猫なで声で「うん」と相槌をうっている言葉です、猫なで声で言うものですから、私にはどうしてもふむーと聞こえるのです)

そうしているうちに、彼女の方が先に学校を卒業したので、彼女と会う時間が今よりも増えるね、なんて話していたら翌日からいきなり連絡が取れなくなったらしいです。
かなしい、かなしすぎるぞ同期よ

当時なぜ学生の身で外に一人暮らし用のマンションがあったのかも謎ですし、(そうなんです、彼女はマンションに住んでいたのです)色々変なことがある女性でしたが、今思えばすべて裏には結婚相手以外にも男が複数いて、それ用の愛の巣だったようです。

同期よ、彼女のレベルはモンスター級なので、君が勝てる訳なかったな
ドンマイ・・・

実際に付き合っていたみたいなので、詐欺とか騙されたとかではないですが

同期は股を掛けられていたというお話でした。