seigikann’s blog

歩んできた警察人生、成長していく中で分かってきた組織の闇と腐敗した体制を公開、小説、エッセイ、日記的に楽しんで頂ければ幸いです。

警察学校の黄金ルート

警察学校は勤務時間が終わり、自由時間を経て消灯前に掃除の時間があります。

夜の点呼で体育館に警部補任用以下初任科まで集合させ当直教官がお休み!という儀式の後に掃除の時間が割当られています。

 

掃除の時間は学生にとって出会いや恋模様を発展させる時間でもあります。

各々どこで仲良くなったか、掃除の時間ばかりは女子寮から男子寮を通らなければゴミ捨て場にいけませんので教官もなにも言いません。


学生は男女で仕事以外で会話をするな、と今ならパワハラとも取れるお触れが教官から出ていました。
しかし、それは我々の男子しかいない期だけだと後に知りましたが。
教官曰く、お前達みたいな獣が後輩期の女子と話したら妊娠させてしまうだろ!
だそうてす。
どんな人間だ

たしかに後輩期も入学してきて、我々先輩と言われるようになり学生生活にも慣れてきたので学校のシステムや裏技みたいなのは熟知していたので、後輩期の女子達と仕事の話だと言って仲良くなるのはお手の物てす。

というか、後に交番に出て仕事するようになると市民の方や被疑者、被害者などまともに話せないと警察大丈夫か?ってなりますし、人見知りは理由になりません。


私も赴任地の飲み屋街で「職務質問の訓練だ」と言われ女の子4人ナンパして先輩のまっている居酒屋にお連れする訓練をだいぶやらされました。
当時はやばいところにきてしまったと後悔しましたがのちのちナンパが役にたちコミュ力が段違いにアップしていたことには驚きでした。

話を戻します。
これまで掃除の時間に各々マーケティングをしてお気に入りの後輩女子を見つけ、後輩女子とお近づきになる算段をつけ、夜の掃除の時間お気に入りの後輩女子をゴミ捨て場で発見し、学校生活困りごとないかな?なんて先輩ツラしてだんだんと仲良くなり、週末合コンを開催する黄金ルートを展開します。

逆を言えばこのゴミ捨て場の時間がないと男子しかいない期が女子と出会う機会はないのです。

みなこの時間を一日の最重要時間と捉え朝からの点呼から始まり体力集中力を最後に爆発させられる様に調整して過ごします。

警察官はここで調整力を付けます。

ちなみに後輩女子と学校でお付き合いして赴任後に結婚して・・・

と言う組が数組おりました。

今も結婚生活を続けている組もいますし、赴任地の交番の男性警察官と不倫して離婚したのもいます。

私は当時お付き合いしていた警察以外の女性がいたので最重要時間には参加しませんでした。

ちなみにどの警察官よりも私の当時の彼女のほうが可愛いかったのですが、警察学校に10ヶ月もいたら警察学校マジックにかかってしまいます。

外部に触れないで、しかも警察の女子しか見ないので、みんなかわいく見えてしまうのです。
つまり、誰でもよくなるのです。


怖い 

警察官が最重要時間に指定している後輩女子は外から見たら誰でもよいレベルだとかなんとか