seigikann’s blog

歩んできた警察人生、成長していく中で分かってきた組織の闇と腐敗した体制を公開、小説、エッセイ、日記的に楽しんで頂ければ幸いです。

冬季訓練、同期のさくら~同期よ本当にありがとう

冬には冬の訓練があり、もちろん北海道は雪が降り、気温はマイナスまで落ち込みます。
寒いのです。

ですから、気温がマイナスまで下がる日が落ちた夜に課外活動として訓練をします。

このときばかりは教官も残業して警察学校に残ります。

同期、教官ともに上半身裸になります。
これは期に女性がいないからできる荒行になります。

上半身裸になりグランドを走ります。周囲は民家がないのでいくら奇声を発しても迷惑にはなりません。なんせ警察学校の周りには盛りしかないのです。

 

余談ですが、私が機動隊にいたときの先輩の話です。

先輩は毎日走っていないと死んでしまうのではないか?というくらいのマグロのようなスポーツ先輩でした。

彼は毎朝と毎晩の1日に二回ほど走り、また訓練でも走っているゴリゴリの体育会系でした。

彼は挨拶にとても厳しい人で、自分が挨拶しても挨拶を無視されたらかなり怒るのです。

俺がさわやかに挨拶しているのに無視かいゴラァ!みたいな

先輩は毎朝機動隊の裏にある通称桜山とい山道を走ります。

すると先輩の目の前には一人の男性がたたずんでいました。

早朝に桜森に入る人間は、同じくランニング目的で走っている機動隊員しかいないと思いいている先輩はたたずんでいる男性に対してとてもさわやかに、それはもうさわやかに「おはよう」「今日も訓練するぞ」と、おそらく知らないであろう男性、しかし、機動隊では最年長の巡査長なので彼よりも先輩はいないと踏んで、後輩に挨拶してやった的な感じで話かけたのでしょう。

つまり、こんなところにいる人間は絶対俺の後輩だ、という謎の思想なのです。

 

走りながらの挨拶だったため、たたずんでいる男性の脇をすり抜けて颯爽と駆け抜けた先輩は、数秒後「ん?」「あいつ俺が挨拶したのに返答がない」「失礼な奴だ」とさわやかな気分が一気に怒りへと転換しました。

先輩は「あいつに説教してやる」と踵を返したたずみ男性の元へ

先輩は「おいお前挨拶もなしかよ!!」と彼の方をつかんだところ

それは、木の枝からロープが垂れ下がっていて、くびつり自殺をしている男性だったのです。

先輩はしばらく挨拶がねーぞと怒っていたらしく、しばらくして110番通報したのだとか。

脳みそが「アホ」なんです。

 

話がずれました。

我々は寒いと言いながら気合でグランド10Kmを走ります。
汗だくです。
で、腕立て伏せ100回、地べたなので腹筋はせずにスクワット100回して終了
時間は約3時間程度やっていたと思います。
いかれていますね。

終わった後は、教官が飲み物を買ってくれました。
未成年はジュース 成人はビールが当たりました。
訓練中にと思いますが、教官は「頑張ったな、内緒だぞ」
とそういうところがキュンっとなるのです。
ザ・飴と鞭 鞭が強すぎますが

そのあとは獣のでアホの集団なので、半ケツを出しての写真撮影だったり、全裸になったり もうアホの子です。

でも楽しかったな 同期は今でも警察官をしています。
彼らには恨みはなく、むしろ彼らがいたから警察を頑張ってこれた

仕事も励みになったし、ライバルと言われる人間もいたし、だから一生懸命負けるか、と勉強して、実績を上げて、これでどうだとばかりに、全道に私が頑張っているぞと分かるように命をかけて仕事をしてきました。

いまさらだが、同期達よ本当にありがとう。
最高の同期達
組織の腐りに負けず、本当にがんばって今の組織を変えてほしい
保身でしか物


を考えない上官たち、自分のことしか考えないポンコツたち、同期よどうか負けないでほしい
何度も言おう、ありがとう。