seigikann’s blog

歩んできた警察人生、成長していく中で分かってきた組織の闇と腐敗した体制を公開、小説、エッセイ、日記的に楽しんで頂ければ幸いです。

警察署での勤務初日

警察署の私の部署は地域課
朝地域課に通されただ部屋の隅っこに立たされ全体朝礼という、ほぼ全署員が集まるイベントまで放置された。
会議室に通されまたまた隅っこのイスに座らされ警察署長、副署長、各課長の連絡事項を聞いていました。
署員はただ眠そうに聞くだけあくびをしながら、なんなら寝ている署員もいました。
高校か?ここは
最後に卒業配置された新人挨拶!
と司会に言われたのでぎくしゃくしなかまら演台へ
氏名、出身、年齢、ひとこと
を言う。
このときばかりは署員も食い気味に興味津津
そりゃそうだ、もしかしたらこの中の誰かが近い将来上司部下の関係になるやもしれないねだから。

その後は各課長つまり警部殿のありがたい教養が割当られる
応接室で各課長からの質問攻めにあうのだ

各課長からしたら自分の課に優秀な新人がほしくて品定め品評会が始まるのです。

彼らは我々の警察学校の成績表を持っていますし、生活態度や警察学校での出来事すべての記録を持っています。
我々にしたら面接です。

最後に副署長と警察署長の面接

概ね希望の課に関しての話が多かったですね。

将来何課で何をしたいのか?

私は一貫して刑事推しでした、捜査一課つまり殺人を扱う課です。

理由はそれが一番かっこいいと思ったから
単純です。

各課長の話で一番印象的だったのが刑事第二課長
暴力や詐欺など扱う課のボスです。

課長 お前刑事やりたいのか
私 はい
なんでよ かっこいいからです
課長 はは、お前素直だな
   だったらうちにこい、面倒みてやる
   刑事第二課が一番かっけーだろ!

豪快な人でした。

課長らのありがたい話が終わればまた地域の部屋に戻されます。
配置の警察署にもよりますが、地域課は当時
地域企画、課長ら交番以外がいる部屋
パトカー部屋、自動車警ら係通称自らパト
かありあとはロッカー部屋があり、毎朝地域企画の前の廊下で引き継ぎを行い845から930ころまでわちゃ付きます。

交番員が入る部屋がないのです。

なので新人以外は交代の時間ギリギリにきて混雑を避けるのです。

そうその新人は地域企画にいる地域幹部連中のコーヒーカップと、コーヒーに砂糖、ミルクは入れるかどうかを勉強します。

地域企画の幹部連中は毎日勤で土日は休みですから、平日は毎朝決まった時間に出勤します。

一番はやくくる人、ここでは前章で述べた無言リアル先輩がはやくきます。
630にはいるらしく、それをきいた時には何時に独身寮を出るべきか計算してクラクラした記憶があります。
後に無言先輩はアホのようにはやいから無視していいよと教えてもらい安心しました。
ちなみにこの無言先輩早くきて何をしているのか?
何にもしていません。イスに座り新聞を読み状勢を把握しているのです。

730ころにきて地域企画の幹部連中にコーヒーを入れかたわら掃除をしてゴミを捨てと、交番につくまでの間完璧にマスターしました。

そうしてコーヒー入れは初級
次は過去の保管期限が切れた書類の裁断を負かされました。
当時はシュレッダー室があり、デカイ機械が一基ありました。
しかしながら地域課の書類がバカ多くシュレッダー室を占拠してしまっていました。
警察署全員がこの部屋を使うのに

すみません、すみませんと謝りながら3日かけて裁断を完了させました。

上記の通り
最初の3日はコーヒー淹れて掃除をしてシュレッダーをかけていました、税金で。

最初の3日で私は職業なんだっけ?と見失う寸前でした。

ただ3日地域の部屋で作業して分かったことら、この企画の幹部連中はずっとコーヒー飲むかタバコ吸うかしかやってない、ことが分かりました。
当時はまだ分煙がなかったので事務室でタバコは当たり前でした。

またまた警察署ってなんなんだ?
と不安になるのでした。
警察署のリアルをこれからどんどん知っていきます。

 

薄汚れていくのか、正義感を貫くのか・・・自分次第なのです。