seigikann’s blog

歩んできた警察人生、成長していく中で分かってきた組織の闇と腐敗した体制を公開、小説、エッセイ、日記的に楽しんで頂ければ幸いです。

取り締まりスタート!老夫婦の公認狩場で交通課が活躍する

狩場ではパトカーに2人∔実習生の私(後部座席)の3人が乗車、古民家の陰に隠れて取り締まりスタートです。
ちなみに古民家には老夫婦が住んでいて、車はあるがほとんど高齢のため運転していないのです。
そのためか、取り締まりの警察官に対して敵意はありません。
交通課の巡査部長が菓子折りをもって、
警「今日も駐車させてください」
老 「あらあらこんなにいいのに、いつもありがとう、どうぞ好きに使ってちょうだい」
てな具合で、狩場の主からの公認取り締まり場なのである。
老夫婦には菓子折りがテキメンでっす。

老夫婦の敷地に駐車させてもらい1時間ほど、ピピ、40K規制を89Kこれはアウトです。
うーうー緊急走行
前の車止まりなさい ○○○○のナンバー 止まりなさい
はい、止まりません 逃げ入ってまーす
運転手の巡査部長はスイッチが入りました。
交通課の人は逃げられると燃えます。

しばらく追跡すると観念して止まりました。
警「逃げんなよ」一般「え?気が付かなかったです。」

そんな訳ないですよね、バックミラーで後ろ確認して逃げてますからね。

仕事しない警察もクズですが、こういったやつもゴミカスです。
てめーは勝手にし〇ばいいですが、なんの落ち度もない人間がほぼ確実に巻き込まれます。これが交通事故
これが子供ならなお最悪、私の子供が轢かれたら、警察には引き渡しません。生まれてきたことを後悔させます。

まあ、冗談ですが

この時点で一般ドライバーから違反者に鞍替え
違反者を後部座席に乗せて、私はスター棒を持ってパトカーの後ろでアホのように誘導
数分後、切符を切られて出てきた違反者が顔を青ざめながらうなだれながら涙目で出てきました。
おそらく免停?くらいだと思います。
さようなら

一日中これを繰り返し、切符を20枚くらいきったのか、満足して警察署へ帰りました。

交通課は切符をきったら終わりかなと思ったら、この後がなかなかしんどかった、切符の裏書や図面の作成など交通裁判所へ送る書類など作成していました。
ほー、これは勉強になる、知らない世界だった

また、交通違反は否認する人間も一定数います。
これは否認事件として扱われ、違反者をよんで否認の供述調書、違反者立ち合いのもと実況見分などあり、最終的に交通裁判所にこいつ違反してるよねって判断してもらいます。
余談ですが、否認したらなんとかなるって思ってます?
切符にサイン、または否認事件の認定される前に警察官がじゃあかえっていいよって、めんどくさくて放り投げたらセーフです。
サインしなければ、警察的には厳重注意、否認事件は認定されればほぼ違反決定ですので逃げることは不可能かと思います。さすが国家権力
はい、ここで勘違いが生まれます。
否認事件や違反者から切符を切れるのは(刑事など警察官全体にいえる)国家権力が後ろ盾にいるだけで、市民が恐れているのは警察官単体ではなく国家権力です。
とくに刑事の若い連中、市民が怖いのはてめーじゃねえ、国家だよ。
勘違いするな、警察のブランドがなければただの洟垂れ小僧だろ?もう一度言う勘違いするな。

交通課の勤務はこれが月から金まで繰り返し、本当になにもトラブルなく終わりました。
お疲れさまでした。
交通課は割と真面目なのです。
真面目な理由は、交通課の目標が明確なのもあります。
年間検挙数○○件としっかり出ていますので、月に〇件狩ればOK
とみんな前を向いて狩っています。
目標があり、前にすすむのであれば不倫なんてしている暇ないですよね?

不倫も不祥事も、やる人間はきっと暇だったのです。
仕事していると暇がないので、悪さする時間もないのです。
公務員の悪いところは、暇がありすぎることです。

現役のころ、暇が怖かったので、みずから動き仕事しまくっていました。当時のあだ名はブルトーザー 前しか進まず止まらず 当時用務員のおじさんに止まったらし〇でしょ、あなたと言われていました。まぐろか