seigikann’s blog

歩んできた警察人生、成長していく中で分かってきた組織の闇と腐敗した体制を公開、小説、エッセイ、日記的に楽しんで頂ければ幸いです。

職務質問の真髄を学べ!警察官としての一歩を踏み出す新人~人間対応力がありますね

指導部長には相変わらず静かにいびられていますし、女先輩にはうるさく言われていますが人間適応力があるとはよく言ったもので2ヶ月もすれば慣れてきました。
指導部長はもう放っておく方針
女先輩は、最近あしらい方が上手くなってきました。
毎回言う事が同じ様な事なので、言われたことをメモして先回りするようになり、日々の業務の流れが私の中で出来てきました。

部長を放っておくと言うのは、実は交番勤務を3ヶ月やればまた学校にもどるシステムなのです。

最初の入校は初任科
2回目の入校は初任総合科と名称が変わるのです。

ちなみに名称はコロコロかわります。
なので学校へ再入校して3カ月間頑張って卒業すれば新人という枠が外れますし、交番が変わるらしいのです。

だからあと少しで私は警察学校へ入り卒業後には交番変更となるのです。

だからコミュ障害は放置します。

指導部長とばかり一緒にいるわけでもなく、交番所長とパトカーでドライブすることもあります。

当時印象に残っているのか、所長とパトカーに乗ると職務質問の訓練が施されたと言う事です。

所長は若い頃自ら隊に居たらしく職務質問が上手かったのだと言います。
たしかに警察官の武器の一つです。
なにかしらいちゃもんを付け所持品検査などまとわりついてくるあれです。

私はパトカーに乗せられ所長が怪しいと睨んだ車や人に声を掛けるのです。

たたどういった理由て職務質問をするのかほ教えてくれません。
ただあれに行こっかと指定するだけ

ある時私達の前に真っ黒のイカイクラウンが走っていました。
低速で走る車の前には歩道を歩く女性

想定されるのはナンパ?いかなり拐う?
所長は車から女性に声をかけたら行こうか
もちろん私も職務質問する気でした。

案の定パトカーの中から、クラウンから男か降りて女性に声をかける姿が見えました。
会話は聞こえません。
私はすぐにパトカーを降りて職務質問開始です。

私 こんにちは
クラウン は?何?
私 その女性知り合い?
クラウン そうだけど
女性 無言
私 (怪しい!)
私 本当に知り合い?
クラウン そうだって!何だよ!

この時点でチンピラはヒートアップ

クラウン 知り合いに声をかけたらダメか!
なんのようだコラ!

私 (理由は思いつかない、でも怪しい) 
てめーが怪しいから職務質問したんだろうが!

やってしまった、当然クラウンは激昂
怒鳴り返してきて私と口論
まあそうなりますね。
今ならそんな職務質問あるか?ってわかりますか当時は制服をきたただの兄ちゃんですから職務質問の技術もなにもありません。

そんかぐちゃぐちゃなところに所長が割て入ってきて秒で収めました。

なんてなだめたのか分かりませんがチンピラはすぐに静まり車で普通に帰り、女性も結論は本当に知り合いだったのです。

もちろんパトカーに入りながーい説教をされたのは言うまでもないのです。

所長も伊達に所長ではなかったと言う事です。

職務質問は警察官の最大の武器になりますが使い方を知らなければただの揉め事の元なのです。
たしかに技術が必要た

あと所長はパトカーに乗ってからが勝負と言っていました。
なるほど素直に勉強になりました。