seigikann’s blog

歩んできた警察人生、成長していく中で分かってきた組織の闇と腐敗した体制を公開、小説、エッセイ、日記的に楽しんで頂ければ幸いです。

警察メシと曜日感覚と週末メシ

警察学校では朝、昼、夜と3食きっちり出ます。

朝は朝点呼ランニング後に、昼は12時から、夜は17時30分から

警部補任用以下の専門課程は時間内に自由にきて自由に席に座り自由に食べて終わり、お椀を片付けて食堂を去ります。

その間食堂従業員が面倒を見ます、当時はなんの疑問も持ちませんでしたが食堂従業員って募集があるのか?みなし公務員?アウトソーシング?不明です。

いやいや、古臭く新しい事を取り入れることに抵抗がありまくる警察組織にアウトソーシングなんてものができるはずがない、おそらく昔から食堂のおばちゃんとして雇っている人なんだな。きっと 

そもそもアウトソーシングってなに?食べられるのって感じだと思います。

メシを食べるのも初任科はすべて団体行動
その週の配膳係をきめ、みんなのお椀にメシや汁物、おかずを盛り付けて全員に行き届いてから、総代が初任科第〇〇期姿勢を正して・・・いただきます!
すると全員でいただきます!と叫びます。

教官から、声が小さいと怒られた事があるのでみな怒鳴ります。
メシ食うのに声が小さいのとか
うるさいじゃないですか。

警察学校ではとにかく声を張ればオールオッケーなのです。

あと飲み物はお水です。
ラグビー部が使っていそうなデカイ金色のやかんです。

やかんの中にはたっぷり氷を入れて水を入れて、手のひらサイズのコップに注がれます。

メシの最中は私語禁止、獣の様にメシにありつきます。
終われば、姿勢を正してごちそう様でした。
ごちそう様でした!

のちにこの、ごちそう様でしたが、早口で言うものですから
さましった!
とか、ありがとうございましたが
あーした!
になります。
 
気になるメニューですが、月から木曜日までは日替わりで幹部職員もたべるものですから、時にはデザートなんてのも出ます。

そして金曜日、これはルーカレー固定です。


理由は閉鎖空間に缶詰だと曜日感覚が狂うとの事で金曜日にカレーが出て、今は金曜日だ、と感じてもらうためだとか。

自衛隊海上保安庁なんかもそうですよね。

それから週末、これはひどいもので

月~木の給食の残りものをソテーしたものとかが主に出ます。

とにかく平日から2,3段階下位互換にかわります。

理由は土日に食べるのは初任科の残寮組、つまり外泊場所がなく夜は警察学校に帰ってくる学生しかメシを食べないからです。
残飯でも食わしておけと

警察の新人は人間的権限がありません。
交番なんて出るとゴミのように扱われます。

まあ、少し前までは大量退職大量採用でした。
これまで倍率20倍以上の試験が大量採用になると2倍とかに下落してました。
私は高倍率で入りましたがそんな試験に落ちまくった人が、入口が広くなり誰でも入れるようになったから、警察官の質はだだ下がり

警察学校のペーパーテスト基準点までいかなくて交番に出せないと聞いています。
公務員試験、自分の一生の仕事になるかもしれない試験を一生懸命頑張り努力できない人が、またまた門が開いたので入れてしまった警察組織
そんな輩が勉強する訳ないですよね。
警察は法律など駆使して被害者を救わなきゃならんのに、その為の勉強なのに

自分のためにすら頑張れない人が他人の為には頑張れません。

頭の良さというか、頭の構造自体は実際、皆変わらない、ただやるかやらないか気持ち次第なのではないでしょうか。

ただ警察学校の試験は暗記ですから、覚える気がないだけです。

余談ですか、私はこの頃から裁判の判例集を見るのが好きになりましたし。
事件を実際に取り扱った気持ちになり解決方法などが分かるから、結構勉強になるのですよ。

これから警察官になる人に伝えたい

警察官になったから良いのではなく、警察官になって何を成すかだと思います。
日々勉強、日々感謝
これをなくしては正義は守れません。
正義とは貧弱なのです。

自身が覚悟を持って法律と言う武器を、刃物を研ぐように日々研鑽しながらでないと守ることはできません。

正義 その言葉単体にはなんら力はない

力なき正義には意味はないのです。