seigikann’s blog

歩んできた警察人生、成長していく中で分かってきた組織の闇と腐敗した体制を公開、小説、エッセイ、日記的に楽しんで頂ければ幸いです。

週末の過ごし方と青森県警本部長のお言葉に感銘~世のおじさん達よ、勘違いはいけない

警察学校の週末は、まず金曜日の17時30分になると授業が終わります。
大抵は教官も家に帰るのに準備してすぐに学校を出たい人ばかりなので、授業を早く切り上げて職員室?に引っ込み終礼のチャイムがなるまで準備して待機しています。
終礼がなれば教官方はほぼダッシュで学校を出ていきます。
それはそうです、皆家族がいて帰る家があるのですから。

金曜日の当直教官だけが暗い顔をして、残寮組の学生にちょっかいを出してきます。
特に我々の期にはどの教官も口をそろえて「お前たち男しかいないから楽でいいわ、変なこといっても関係ないし女子がいると色々と面倒なんだよな」と勝手なことを言っていじりにきます。

まあ、簡単に言うと男だけのバカな期だから、パワハラセクハラ関係ないし結構可愛がられていたということです。

続いて外泊組、特に我々の期は年齢が18歳から32歳までいたので、上の年齢の人たちは家庭を持っている人もいたので、その人たちは教官と一緒くらいにダッシュで帰ります。
その時だけは教官も学生もありません。
なんせ、警察学校を、仕事を抜けるといちパパなのですから。

余談ですが、当時の警察新聞なるものがあり、その中で


当時の青森県警本部長 談
「上司からのきつい指導に耐えるのも部下の仕事のうちだから、指導は甘んじて受けなさい。」

「しかし、明確にあなたに対する悪意が感じ取れたなら、それに対しては攻撃してくる牙よりもさらに強大な牙で噛みつきなさい。」

「部下と言っても、彼らには家族がいます、それはご両親かもしれないし、妻や子供かもしれない、部下に対して辛辣な言葉を投げますが、彼らの家族の前で同じ辛辣な言葉が言えますか?」


これはパワハラの事を言っています。

感銘を受けました。
これは今でも私が守っている言葉です。
言葉は時には殺傷能力があります。
私は今の会社でも、新人さんやアルバイトさんに対しても○○さんと言ってお名前を呼びます。
すると会社が最近、会社のルールとして誰に対しても○○さんと呼びましょう。とルールを設けました。
やっと会社が私に追いついてきた感じです。
まあ、それはいいとして、新人だろうがベテランだろうがいち人間であり、家族があります。
これは結婚した後の方がより染みる言葉ですね

企業や公務員にいてふんぞり返っているおじさん達よ
若者が言うことを聞くのは「上司の立場や役職」のあなたに対してであり、あなたたちおじさん自体には尊敬や畏怖といった感情は一切なく、会社から一歩外にでたらただのだらしない、いちおやじなわけですよ。

分かりますか?指導している部下から、陰ではバカにされていますよ?

社内、部内で部下に対して上から目線である理由が微塵もないのです。
いいですか?勘違いしてはいけません。
あなたは会社を一歩でたらただのおじさんです。
偉くもなんともないただの人なのです。

おじさんたちも過去には、自分も若者でくちうるさいバカ上司の陰口を言っていましたよね?

なぜ、自分がいやだと感じている上司に自分がなってしまうのか?

謎です。

私は常にどの立場でいても、フラットで居たいなと感じています。

出来ているかは置いておいて、人格者、優しい人になりたい。

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外出組は、金曜日に外にでても3時間ほどでタイムアップになるので、外出しても南区内、しかも警察の先輩に連れられて近所の暖中という家族経営の居酒屋に行くだけになります。

私は札幌に隠れ蓑にできる親戚の家がありますので、外泊はできますが、毎週その親戚の住所を書くとなるとさすがに裏を取られるかなと考え、外泊で親戚の住所を簿冊に記入するのは各週にしました。

(裏を取るとは、物ごとの裏付けを取りその証拠をより強固なものにする意味で使われます。つまり確認をとるということ)

金曜日は、それぞれランニング筋トレと自身のメニューをこなし、(または金曜日で外泊している連中を出し抜くためにランニングを平日の倍走ったり)風呂に入り各々の金曜日を過ごします。

外出組の本番は土曜の朝からです。
土曜日の朝一に学校を抜けたいのですが、警察学校前から真駒内駅(最寄りの地下鉄の駅)に向けて出ているバスが遅い時間にしかないのでそれまで待機なのです。
歩いて駅に向かうこともできますが、歩くのは嫌なので待機します。

私ももれずに朝一(といっても遅めの)のバスに乗り込み目的(買い物)と簿冊に書いて当時のお付き合いしていた彼女の家へ向かいます。

彼女の家に着くとまず朝ご飯を作って待っていてくれたので、朝ご飯を食べてから、家でまったり過ごすのか、街へ繰り出すのか決めてデートをするのです。
日曜日も同じように彼女の都合がつけば遊びに行ってデートをする。

当時これが私にとって唯一の楽しみでした。

各週の外泊ももちろん親戚の住所を書いて彼女の家へお泊りに行きます。

すると毎週のように言っていると彼女の親友にもあったりします。
外泊時、彼女の親友の実家になぜか私も遊びに行くことになり、さらになぜか夕食をその実家で彼女、親友、親友のご両親、親友の弟、私で食卓を囲むことになりました。
関係ないけどちょっと緊張してしまって、親友父から、君お酒は飲めるのかいと聞かれたから、たしなむ程度と答えたら親友父と私の2次会が始まりました。
彼女と親友は別の部屋に引っ込みなにやらガールズトーク
父は、「息子(弟)はまだ飲める年ではないから付き合ってほしい」と言われたので付き合うことにしました。酒が進むにつれて、親友父にはとても気に入られうちの娘(彼女の親友)と結婚してくれと頼まれました。

丁重にお断りしました。が、ちなみに親友さんもかなりの可愛い方でしたので惜しいことをしました。

私の彼女は教員を目指しており教員試験?合格に向け勉強中でした。
芸能人の鈴木保奈美に似ていたこともあり、周囲にはモテていました。

あぁあのときは楽しかった
私の唯一のモテ期だったのかも・・・

 

今は女子という性別の方とお話することもないです。

周囲に女子がいないから、どこを見ても髭髭髭、男男男、すね毛、腋毛、腕毛

男しかいないのです。